「給油口ってどこ?どうやって開けるの?」 初めての車や、久しぶりに乗るレンタカーなどで、意外と困るのがこの給油口問題。ガソリンスタンドで焦ってしまった経験、ありませんか?
この記事では、車種による給油口の場所の違いや、開け方のパターンをわかりやすくまとめました。
給油口の基本位置:左右どっち?
給油口は車の左右どちらかにありますが、国産車と輸入車で傾向が異なります。
- 国産車:運転席側(右側)にあることが多い
- 輸入車:助手席側(左側)が主流
ただし、例外も多く、同じメーカーでも車種ごとに違うことがあります。 確認方法として、メーター内のガソリンマーク横にある三角印(→や←)が、給油口の位置を示しています。
メーカーや車種によっての傾向
実は給油口の位置にはある程度の“傾向”があります。日本車ではトヨタ・スズキ・ダイハツなどに右側給油口が多く、ホンダ・マツダ・スバルなどは左側が主流です。
一方、輸入車ではヨーロッパ車を中心に左側が多く見られます。ただし、この傾向はあくまで“多い”というだけで、すべての車が当てはまるわけではありません。
なぜこのような傾向があるのかというと、給油設備の設計上の都合や、国ごとの道路事情が関係しているとされています。右側通行の国と左側通行の国で設計思想が異なるのです。
給油口の開け方:車種別によくあるパターン
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レバー式(運転席の足元)
- 多くの国産車で見られる方式。
- 運転席の右下、足元付近にあるレバーを引くと、給油口の蓋が開きます。
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押し開け式(外から押す)
- レバーがなく、直接外から押して開けるタイプ。
- 特に輸入車や一部のトヨタ・ホンダ車などで採用されています。
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ロック連動式(ドアロック解除で開く)
- 給油口がロックされている場合、ドアロック解除で一緒に開けられるタイプ。
- BMWやベンツなどの高級輸入車に多い。
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電動ボタン式
- インパネ付近にある「FUEL」などのボタンを押すことで開けるタイプ。
- 日産リーフなど、電動車に多く見られます。
レンタカー・カーシェア利用時のチェックポイント
慣れない車に乗るときは、事前確認がカギになります。
- 出発前に給油口の位置と開け方を確認しておく
- 車内マニュアルやサンバイザー裏の案内をチェック
- スマホで車種名+「給油口 開け方」で検索しておくのも有効
ガソリンスタンドであたふたしないために、事前の一手間が安心につながります。
フタが開かない!?よくあるトラブルと対処法
慌てて給油口を開けようとしたら「どこにスイッチがあるの!?」という経験をした人は多いはず。最近の車はワンプッシュで開くタイプが増えていますが、レバー操作が必要な車種や、エンジンを切らないと開かない車も存在します。
よくあるトラブルと対処法をまとめると:
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車内レバーが見つからない:運転席下やサイドにあることが多い。取扱説明書で確認を。
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ロックが解除されない:ドアロックと連動している場合、アンロックしないと給油口も開かない。
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フタが凍っている:冬場はお湯ではなく、手で温めたり解氷スプレーを使うのが安全。
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電動式で動かない:バッテリー上がりの際は手動解除方法が用意されている車種もある。
まとめ
給油口の位置や開け方は、実は多くのドライバーが戸惑うポイントです。
とくに初めて乗る車やレンタカーの場合、ちょっとした知識があるだけでストレスを大きく減らせます。
「矢印マークで確認」「メーカーの傾向を知っておく」「開かないときの対処法」この3つを覚えておくだけで、いざという時に安心です。