タイヤがパンクしたときの対処法
どれだけ気をつけて運転しても、タイヤがパンクする瞬間は避けられないですね。 タイヤの摩耗からくるパンクはある程度の予防は可能ですが、道路に落ちている釘や金属の破片などでの突然のパンクを避けることは難しいです。
パンクの多くの原因
自動車整備工場などに持ち込まれるパンクの多くの原因は、路上の釘やビスを踏んでしまうパンクだそうです。そのパンクは破裂とは違い、徐々に空気が抜けていくので、その釘やビスを踏んだのがいつなのかわからないことが多いそうです。気が付いたら空気が抜けていたとか、走行中にハンドルが重くなり、左右にとられたりして初めてパンクに気が付くことがあります。
では、 その場面に遭遇した時の対処の仕方を紹介しましょう。
スペアタイヤ、応急用タイヤがある場合
①ハザードランプを点灯させ、周囲の車に異常を知らせます。
②車を近くの安全な場所(サービスエリア、駐車場、路肩など)にゆっくりと移動させます。
※そのまま走り続けると、タイヤとホイールを変形させてしまう可能性があります。
③ジャッキ、レンチ、スペアタイヤを取り出す。
④タイヤを交換する
・ジャッキで車を上げる前に、レンチで緩めたいタイヤのボルトを少し緩める。
・ジャッキを使って車を引き上げ、完全にボルトを外してタイヤを交換する。
・新しいタイヤを取り付けてボルトをしっかりと締める。
④修理工場などで、パンクしたタイヤを直してもらい、タイヤを付け替える。
スペアタイヤがない場合
①②は上記のスペアタイヤがある場合と同様です。
③ロードサービスを利用する。
・JAFなどのロードサービスを利用し、修理工場まで搬送してもらいます。
・自動車保険の付帯サービスでも、レッカーサービスがあります。搬送距離により無料で利用できる場合がありますので、あらかじめ契約内容のご確認をおすすめします。
④修理工場などで、パンクしたタイヤを直してもらい、タイヤを付け替える。
備え付けのパンク修理キットを使う
スペアタイヤが装備されていないクルマにはパンク修理キットが搭載されています。使用方法は取り扱い説明書にしたがいましょう。
ここで、パンク修理キットを使用するメリットとデメリットを紹介します。
パンク修理キットを使用するメリット
・タイヤを付け替えるなどの手間が掛からない
パンク修理キットを使用した後のデメリット
・使用後はパンクしたタイヤを新しいものに交換する必要がある ・パンクの程度によって対応できる範囲が限られる。 ・パンク修理キットには使用期限がある ・ホイールにキットの接着剤が付着すると取り除かなければならない
以上のようにパンク修理キットはジャッキアップや、タイヤを外す手間が掛からないメリットはあります。
しかし、使用することにより、タイヤとホイールにダメージを与える、重度のパンクには対応できない等のデメリットもあります。これらを踏まえてパンク修理キットを使用するかどうかを判断することが大切です。
まとめ
パンクの多くは釘やビスが刺さることによって起きます。ご自分の車にスペアタイヤ(応急用タイヤ)が装備されているのかを確認しておく必要があります。それによってパンク時の対応の仕方が変わってきます。
「パンク修理キット」を使うと、その後の費用がかさむ可能性があります。ロードサービスなどが利用できない場合など、どうすることもできない時の「最終手段」として使うことをお勧めします。